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  • 執筆者の写真会計長

[生徒目線!]アートデザインコース

更新日:2020年11月23日

こんにちは。生徒会会計長のYHです。

今回は題名の通り、アートデザインコース特集ということで、

①コースの説明・特色

②教室の設備等

③現AD2年生(高2)にインタビュー

という内容でお送りします!


↑こちらの方でADコース主任のT先生が、授業内容や参考作品などを詳しくまとめて下さっています。


かくいう私もADコースなので、美術系進学を希望する中学生の皆さんや、保護者の方、ADがイマイチ分からないという在校生の皆さんにも!この記事が参考になれば嬉しいです。


[①コースの説明・特色]

アートデザインコース、通称ADコースは、毎年約15人前後の生徒が所属しています。主に美術大学やデザイン専門学校への進学を希望する生徒が集まり、日々作品作りに励んでいます。このコースは基本的に転科が認められておらず、高校3年間ここで学習することが決まりです。4年生(高一)は3時間、5年生は6時間、6年生は9時間デザインの授業が設けられており、学科の授業は国語と英語が中心です。4年生の時は数学と生物、日本史世界史Aも学びます。



美術コースがある高校は沢山ありますが、国女のADコースの特徴は、この環境自体だと思います。

女子校という環境の中で、自分の好きなもの、表現したいことをのびのび探求できます。クラスも毎年他のコースとの混合クラスになるので、AD外のお友達もできます。

4、5年生時はひとつのデザインの課題につき平均1ヶ月前後取り組め、作り始めから完成までじっくり向かい合えます。少人数制で先生も親身に指導してくださるので、ひとつひとつの課題から吸収ことがとても多いです!


[②教室の設備等]

4階中央廊下は、美術部とADコースの作品が一年を通して飾られています。(美術部の素敵な作品: https://www.konodai-gs.ac.jp/blog-senior/33937/ )

小さな画廊のようでとても素敵です。





AⅮコースの先生が写ってくださいました!

4階美術室横のデザイン室が、ADの授業を行う教室です。中に入ると作品・作品・作品!図鑑、画集、本!日々先輩たちの参考作品に囲まれ、自然と自分のアイデアの引き出しが増えていきます。



[④現AD2年生(高2)にインタビュー]

近くにいた同級生のADの皆さんに協力してもらいました。あまりポジティブな意見ばかり並べても仕方がないと思うので、赤裸々に答えてもらいました。


【ADに入った理由は?】

・美術が好きだからです。

・美術が好きだったからです。

・中学生の時に将来について考えると、一生関わっていたいなと思った分野が美術だったから。


【中学生の時、美術系に進学を決める際迷ったか そして今後悔は無いか】

・ここに入ることで進路が決定してしまうというプレッシャーはありましたが、今も昔も興味の持てる分野は美術だけだから、後悔は無いです。

・ADに入ることで理系科目や日本史世界史Bなど学べない科目があることを知り、迷いました。でも、「こんなことADじゃないと知れなかったなあ」と日々感じることばかりなので後悔は特にないです。

・勢いの中で人は迷いに気付きませんよ。大体「あ、終わったな」と思ってから気付くものです。

・自分は小さい頃から美術を学びたいという思いが強かったので、迷いも後悔も特に無かったです。今は作品を作れる時間が増えて嬉しいです。


後悔してる訳じゃないけど……正直今でもこれで良かったか悩む/中学時代は確かに美術系を目指していたが、今はそれ以上にやりたいことができた。

という答えもありました。


【ADの良いところ】

・自分の世界をしっかりと持っている子が多いところです。そしてそれを否定する人が居ないところが良い!

・良い意味で、美大予備校ほどガツガツした雰囲気じゃないところです。予備校を否定してる訳では勿論無いけれど、人によって合う合わないがあると思うので…。

・専用ロッカーがあるところですかね。教室のロッカー+ADロッカーの2個持ちが出来て嬉しいです。


【今までのAD課題で印象深いもの】

・色彩構成全般。

・美術史の授業。自分の作品作りの参考になりました。歴史的な観点で価値がある作品を学べたのがとても面白かった。

・にぼしのデッサン。高1の1番最初の授業で、先生に「これを描きます」と言われた時は驚きました。あの時のにぼしの匂いは忘れられません。


にぼしの課題が一段落着いた後、自分のにぼしを大切にずっと箱の中に保管してる子がいたなあとふと思い出しました。かぐわしい香りがロッカーから漂っていました。


【美術系の進学を考える中学生の皆さんに向けて、今やっておくといいぞ と思う事】

・勉強。取れる推薦は取って行きましょう

・自分がどういう絵が好きで、どんな表現をしたいのか今のうちに固めておくべきだと思います。いつか来るスランプへの備えにもなるはず!

・中学生は無料な場所も多いので、美術館にたくさん行くべきだと思います。今の年齢うちからなんでも観ないと勿体ないです。

・デッサンでもイラストでも、とにかく絵を描くといいかなと思います。

・悩みすぎない!高校で美術系に進むからといって一生美術をやらないといけない訳では無いと過去の自分には言いたいです。


5年の皆さんご協力ありがとうございました!!!色んな言葉が聞けて私自身とても楽しかったです。



先生曰く、「学生時代から明確に夢を持って努力した生徒は大人になって実際にそれを叶えている傾向にある」とのことです。

「美術系の仕事」と一言に言っても、アーティストやデザイナー以外に学芸員や広告業、アートマネジメント業などなど様々な美術との関わり方があります。

高校3年間で学科と実技を両方学びながら、大学やその先の将来についてじっくり悩める環境はとても貴重です。

今年は文化祭もなく、直接作品を観ていただける場は無くなってしまいましたが、この記事でADコースの魅力が少しでも伝わればとても嬉しいです!

なかなかの大長編でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

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